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日本のお正月

 

 

 「一欅庵」は二階建ての洋館付の和風住宅で、昭和8年に宮大工によって建てられたと伝承されています。 広縁、中廊下を通じて柔らかい光が差し込み、季節の鳥のさえずりが流れ込みます。簡素ながらモダンでレトロなデザインの建具に囲まれた昭和の空間です。

 

                                       

                                       

 

 

一欅庵での「日本のお正月」

 

 

  写真上は、平成丙申正月。

鏡餅、舞手柑(おめでたい時は、

仏手柑の代わりに、この字を当てます)、

慈姑、干し柿、

  

    右は、主人室で書院作りの床の間、

棚間の建具が特徴です。

板床の軸は旭日の照波図、花活けは松と

グロりオサです。

  

 鏡餅の上には橙と串柿があります。この串柿は、

十個の干し柿が串に刺してありますが、

「外はニコニコ、中睦まじく」を表すように、

外側には左右に二個づつ、中央には六個の干し柿があります。

 

下は主人室の全景です。

脇床にはおめでとうの盛もので、隼人瓜、紅白蕪

です。

 

吊り床は、「不老万寿」で、これは不老長寿を表し、

万寿果(パパイヤの和名)を盛ります。

獅子唐辛子は、家を守る獅子を表します。

 

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