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「しつらい」という言葉は、平安時代から寝殿造を舞台に用いられておりましたが、室町時代の武家社会になりますと、床の間を中心とした書院造での儀礼的な「室禮」となりました。
現在では少しづつ形を変え、「室禮」から「室礼」へとなり、私たちの暮らしの中に生きています。
「室礼」では、行事に合わせたお道具を使い、自然の恵みである花や野菜、果物、穀類などを用いて、豊穣を神に祈り、また秋には感謝の気持ちを込めて実りを供えます。